社会情勢の変化が増々スピード感を増す中、ビジネス環境も当然ながらスピードが求められる時代になっています。
テック技術が進化したことで便利な世の中になる一方、社会ニーズが多様化し、加えてその対応へのスピード感が強く求められています。
経営者目線では売上金の管理に手を焼くことがあり、自社の支払いと収入のズレが事業運営に支障をきたすことがあるので注意しなければなりません。
本章では売掛金管理に革新的変革をもたらしたファクタリングについて詳しく紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。

融資に頼る資金管理のデメリットとリスク

融資に頼る資金管理のデメリットとリスク

売り上げに占める売掛金の比率が多い事業者は突然の資金ショートの発生には十分注意しなければなりません。
注意していたとしても、売掛金の回収が遅れれば支払いの面で手元資金が足りなくなることはどうしてもあります。
その時は融資を利用することもできますが、融資や借り入れには以下のようなデメリットやリスクがあります。

①返済計画や利子負担が事業計画に影響する

借り入れした資金は当然返済が必要で、利息を乗せた返済資金をどうやって確保し、期日までに返すのかという計画を立てなければなりません。
もし返済を滞らせれば一大事ですから、他の事に優先して返済実施を進めていく必要があります。
本業に少なからず影響しますから、事業推進の足かせとなる事は必定です。

②保証人や担保が必要

融資を受ける際にはほぼ必ず保証人か担保の提供を求められます。
返済リスクを負う銀行にとっては当然のことで、担保や保証人を用意できなければ融資を受けることはできません。

③資金ショートに対応できないことがある

融資は返済リスクを考える金融機関が入念な審査を行いますから、融資の可否判断に時間がかかります。
保証人や担保を提供した場合はその保証力、信用力の調査にも時間をとりますからさらに時間を取られます。
資金ショートの危機は突然訪れ、回避のための時間的余裕がないので対応できないことが多いです。

④赤字や税金の滞納があると融資を受けられない

貸し出しをする金融機関側から見れば、貸した資金の返済を確実に受けられるかどうか見極めなければなりません。
相手が赤字経営であれば、返済資金を稼ぎ出せる能力を不安視して融資を渋ることになります。
もし税金の滞納があれば融資は確実に否決されます。
税金を滞納するような会社はもはや近い将来破綻することが確実ですから、融資はまずまちがいなく否決されます。

⑤信用情報に影響する

融資を利用した事実は信用情報機関に登録され、支払いを滞らせれば事故情報が広く知れ渡ります。
信用を一気に無くしてしまい事業継続が難しくなります。

⑥財務諸表の見た目が悪くなる

借金は財務諸表上の負債を増加させますから、外部からの見た目が悪くなります。
企業の財務諸表は取引先との新規の付き合いの際や様々なコンペに参加する際などにチェックされるので、その会社の信用度を判断される際に負債が多いと不利になります。

借り入れのデメリットを一切無視した資金調達が可能に

借り入れのデメリットを一切無視した資金調達が可能に

御社が掛け取引を行っていて商品やサービスを売る側である場合、売掛金を基にした資金調達法「ファクタリング」を利用することができます。
ファクタリングは融資や借り入れとは全く異なり、仕組みやロジックも根本から異なります。
融資は法律上の貸金取引にあたりますが、ファクタリングは債権譲渡取引となり、お金の貸し借りは発生しません。
売掛金は将来支払いを受けられる権利であり、債権という形で保有されますが、これは資産でありながら決済資金として自由に利用できません。
しかし金銭的価値があるので、これを売却することで現金化して事業資金として活用することができます。

ファクタリングは貸金取引ではありませんから、上記で見たような借り入れにかかるデメリットやリスクを気にせずに資金調達が可能です。
返済が必要ないので返済計画が事業の足かせになる事はありませんし、保証人や担保が必要になる事もありません。
赤字や税金の滞納があっても利用できますし、迅速性に優れるため資金ショートにも対応できます。
秘密性もあり資金難を周りに知られずに資金調達ができ、財務諸表の見た目が悪くなることもありません。
このように、これまでの資金調達の問題をクリアできる革新的な仕組みとして大きな注目を集めています。
実際、認知度が上がってきたここ数年で利用件数がうなぎ上りで増えていて、融資に変わる使い勝手の良い資金調達法としてメイン手段として利用されることが多くなっています。
もしまだ利用したことがない方がいらっしゃいましたら、ファクタリングの強みやメリットを丁寧にご説明差し上げますので、お気軽にご連絡を頂ければと思います。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組み

お金の貸し借りもせずにどうやって資金調達をするのかロジックが気になると思いますので、ここではファクタリングの仕組みについて詳しく解説します。
ファクタリングは売掛債権の譲渡取引であることはお話ししましたが、我々のようなファクタリング業者が媒体となって債権の取引を行います。
ファクタリングには二社間取引と三社間取引があり、仕組みが若干異なるのでここで理解しておきましょう。

<二社間取引>

二社間取引は売掛債権を売却する会社と我々のようなファクタリング業者の二者だけで進める方式で、取引先(売掛先)は取引関係に入りません。
ですから債権譲渡を知られることがなく、信用面で影響が出ることを避けられます。

貸金取引ではないので信用情報機関に情報が登録されるといったことも一切ありません。
取り引きの進行過程を簡単にまとめると以下のようになります。
①債権譲渡企業とファクタリング業者間で契約を取り決める
②売掛金が通常通り支払われる
③上の②の資金を債権譲渡企業がファクタリング業者に移送する

売掛先はファクタリングの事実を知りませんので、②では通常通り債権を譲渡した会社に支払いがなされます。
①の契約で売掛金の権利はファクタリング業者に移っていますので、支払われた売掛金はそのままファクタリング業者に移管することになります。
二社間取引は売掛先に知られない秘密性と、二社間だけで進められるため迅速性があり、最短即日で資金調達が叶うのが強みです。
反面、三社間取引と比べると手数料の面で若干分が悪くなります。

<三社間取引>

三社間取引は売掛先にも取引関係に入ってもらう進め方です。
当然ファクタリングの事実を知られることになりますが、最近はファクタリングが一般化しているので知られても問題にならないことも多く、逆に懇意の取引先のピンチとあってむしろ積極的に協力してくれる例もあります
こちらの進行過程は以下の通りです。

①事前に売掛先の合意を取る
②債権譲渡企業、売掛先、ファクタリング業者の三者で契約を締結する
③売掛先からファクタリング業者に売掛金が支払われる

三社間取引では売掛先の合意がとれていますから、期日になると売掛金は債権譲渡企業を経由せず、ファクタリング業者に直接支払われます。
ですから債権譲渡企業は資金の移管に手間を取られることはありません。
またファクタリング業者としては資金回収のリスクが無いので、二社間取引よりも手数料を下げることができます。
実際の手数料は個別のケースで変動が出るので、ご要望の際にお気軽にお問い合わせください。

弊社ではオンラインファクタリングが可能

弊社ではオンラインファクタリングが可能

融資や借り入れと比べて多くのメリットがあるファクタリングは広く経営者の方に知られるようになってきたため、利用件数がここ数年で急激に伸びています。
弊社ではその人気需要を逃さず期待に応えるため、全国どこからでもご利用頂ける完全オンライン取引の機能を実装しています。
通常、融資でもファクタリングでも多額の資金をやり取りする取り引きでは対面での面談を行い、審査のための重要書類を紙ベースで提出してもらうことが多いと思います。
しかしそれでは資金調達の迅速性が失われてしまいますし、遠くからご足労いただいたり、こちらから出張して面談の時間や手間を取って頂くことになります。
このような対応では現代ビジネスの需要に応えることができないと考え、弊社では書面の提出無し、対面面談無し、契約書も電子契約で紙を一切使用しないオンライン取引を実現しています。
資金調達にかかる全てのやりとりが会社のPCの前で完結しますから、だれでも、どこにいても弊社のファクタリングサービスをご利用頂けます。
借り入れのようなデメリットやリスクを考えることなく、迅速に資金調達をして頂けますので、資金需要が生じた際にお気軽にご相談くださいませ。

まとめ

本章では扱いに困ることがある売掛金を用いた資金管理法「ファクタリング」について詳しく見てきました。
そのままでは決済資金として利用できない売掛金も、ファクタリングを活用することですぐに現金化して事業資金として活用できます。
借り入れによる対処法で発生するデメリットやリスクもファクタリングならば回避できるので、多くの経営者の方が融資からファクタリングにシフトしています。
資金ショートなど迅速性が求められるシーンでも大活躍しますので、弊社のオンラインファクタリングをぜひご活用ください。